インターネット詐欺リポート(2016年2月度)花粉症対策グッズの詐欺サイトが増加

インターネット詐欺リポート

このリポートについて

BBソフトサービス(BBSS)の「Internet SagiWall™(インターネットサギウォール)」で検知したデータを基にした、2016年2月度のインターネット詐欺リポートです。
このリポートは、日本のインターネット利用者が直面するネット詐欺の脅威とネット詐欺に対する注意喚起を目的として、「Internet SagiWall™」が検出・収集した危険性の高い詐欺サイトの分析結果を報告するものです。

検知状況

総検知数は77万2,027件で、前月比20.1%減少しました。
インターネット詐欺の種類別構成比は、ワンクリック・不当請求詐欺サイトが53.58% (前月比2.85ポイント増)、フィッシング詐欺サイトが36.24%(前月比6.15ポイント減)、マルウエア感染サイトが0.8%(前月比0.15ポイント増)、ボーガスウエア配布サイトが7.35%(前月比2.36ポイント増)、ぜい弱性悪用サイトが2.03%(前月比0.79ポイント増)でした。

OSごとのネット詐欺種類検知率

花粉症対策グッズの詐欺サイトが増加

2016年2月度は、花粉症対策グッズの詐欺サイトの増加が確認されました。昨年も3月ごろから同様の詐欺サイトが見られましたが、今年は例年より早く花粉の飛散が始まったことも影響し、犯罪者の活動が早まったものと考えられます。花粉症対策の商材としてマスクやアイウエアだけでなく、空気清浄機などの高価な家電製品も含まれるようになっており、商材の多様化が進んでいます。

このような詐欺サイトでは、商品を購入しても商品が届かないなどの被害に遭う危険性があるほか、不正なプログラムを仕込まれることで自分が気付かないところでクレジットカード番号や銀行口座へのログイン情報が盗まれる危険性があります。その他、春の新生活を切り口にした詐欺サイトも、2月から検知しています。3月から4月にかけて新生活を切り口にした安売り、セールなどの詐欺サイトにも注意が必要です。

「詐欺ウォール™ / Internet SagiWall ®」について(https://www.sagiwall.jp/

「詐欺ウォール™ / Internet SagiWall ®」は、ウェブブラウザーでアクセスしたウェブサイトの"コンテンツを解析"し、悪意のあるコンテンツをリアルタイムで検出します。悪意のあるコンテンツを検出した場合、そのサイトへのアクセスを警告し、フィッシング詐欺やさまざまなインターネット詐欺の脅威からユーザーを守るセキュリティー対策ソフトウエアです。AI検知機能を組み込んだトリプルエンジンの検知力で、ウイルス対策ソフトウエアをすり抜けてきたブラウザー経由の脅威を検出し、日々進化する脅威に対応します。

インターネット詐欺とは?

インターネットを利用して行われる詐欺行為の総称で、他のウェブサイトを装い、個人情報をだまし取るフィッシング詐欺や、加入に同意していない有料会員登録の代金を請求するワンクリ詐欺(ワンクリック詐欺)、ネットショッピングで代金未払いや商品未発送により金品を不正に得る詐欺などがあります。これらはコンピューターウイルスを使わない場合も多く、一般的なセキュリティー対策ソフトでは検知することが困難な状況です。

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