インターネット詐欺リポート(2020年5月度)偽販売サイト件数が前月比1,000件以上増加
2020年5月度のインターネット詐欺リポートでは、偽販売サイトの増加について取り上げます。
詐欺ウォールで調査として収集している偽販売サイト数は4月に4,314件だったものが、5月は5,529件と前月比128%まで増加しています。
新型コロナウイルス感染症対策として4月7日に日本政府が発令した緊急事態宣言により、外出自粛が進んだ影響でネットショッピング需要が高まり、それにつけ込み偽販売サイトも増加したと推測されます。
偽販売サイトで取り扱われている商材として最も多いのが、タイヤなどの自動車関連用品で全体の11.83%を占めています。次いで多いのがDIY関連用品や自転車を販売する偽販売サイトで、それぞれ全体の4.5%を占めています。特にDIY関連用品は、新型コロナウイルス感染症の流行により、自宅で過ごす時間が長くなった影響で需要が高まり、取り扱う偽販売サイトも増加したと推測されます。
※画像は偽販売サイトのイメージであり、本文内容とは関係ありません。
また、一部エアコン・クーラーを取り扱う偽販売サイトも確認しており、暑さが本格化するにつれ今後も増加する可能性があるため継続して注意が必要です。
※画像は偽販売サイトのイメージであり、本文内容とは関係ありません。
偽販売サイトで商品を購入すると、粗悪な商品が送られる、または商品が送られずに購入代金を搾取されるなどの被害に遭う可能性があります。また、これらの被害に加えてクレジットカード支払いで商品購入した場合は、犯罪者からカード番号を利用され二次被害に遭う可能性もあります。
偽販売サイト参考動画
偽販売サイト被害防止のためのチェックポイント
会社概要をチェックする
海外の業者は正確な会社概要(運営者氏名・電話番号・住所)や問い合わせ窓口の情報が記載されていないことがあります。詐欺サイトでなくてもこのような業者から購入するのはリスクが高いと考えましょう。
住所を検索して、会社の存在をチェックする
日本の住所表記や会社名が表記されている場合でも、住所検索で実在する住所かどうか、その住所に会社があるか確認しましょう。
決済方法、口座名義をチェックする
本物と区別がつかないような、完全なコピーの偽サイトでは、決済方法をチェックしましょう。銀行振り込みしか決済方法がない場合、口座名義が見慣れない名義(無関係な会社名義や個人名など)の場合は、詐欺サイトの危険性が極めて高くなります。
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過去リポート
「詐欺ウォール® / Internet SagiWall™」について
日本人を標的とするネット詐欺サイトをブロックする、ネット詐欺専用セキュリティソフトです。ウェブブラウザでサイト閲覧中、不用意に悪意のあるサイトにアクセスした場合でも、コンテンツをリアルタイムで検査し自動的にブロックします。ウイルス対策ソフトでは検知が難しい巧妙な詐欺サイトであっても独自のAI検知技術で高い精度で検出するため、ウイルス対策と併用することでユーザーの安全を高めます。パソコンやスマートフォンの利用に慣れていない方でも、簡単に利用でき、サイバー犯罪被害を未然に防ぐことができます。
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