インターネット詐欺リポート(2021年5月度)Appleをかたるフィッシング詐欺が増加
2021年5月度のインターネット詐欺リポートでAppleをかたるフィッシング詐欺の増加について取り上げます。
BBソフトサービス株式会社が開発・提供する、ネット詐欺専用セキュリティソフトの詐欺ウォールにて調査として収集しているAppleをかたるフィッシング詐欺サイト数は2019年2月に増加後、増減を繰り返しながら徐々に減少傾向にあったものの、2021年4月に65件まで増加、さらに2020年5月は353件と前月比5.4倍まで増加しています。
また、詐欺ウォールで収集したフィッシング詐欺サイトで盗用されていたブランドの上位10位は以下のようになっています。2021年4月にAppleの新商品発表が行われ、2021年4月後半からの新商品発売開始にあわせAppleをかたるフィッシングが増加したと推測されます。
Appleをかたるフィッシングの主な手口は、社名もしくはブランド名を詐称した偽のメールから、偽のログインページにアクセスさせ、ログイン情報(ID・パスワード)やクレジットカード情報等を詐取するものです。また、詐取された認証情報を利用し不正に資産を盗み出される可能性があります。
参考動画:フィッシング詐欺 手口紹介動画
フィッシング詐欺被害防止のためのチェックポイント
メールやSMSで案内されたURLが正規URLかを確認する
メールやSMSメッセージ上のリンクはクリックせず、事前に登録しておいたブックマークやWeb検索で正規サイトへアクセスする。
SSL通信が提供されているかどうかをチェックする
個人情報(メールアドレスやクレジットカード番号など)を入力するページのアドレスバーに鍵マークが表示されない場合には、注意が必要です。
過去リポート
「詐欺ウォール® / Internet SagiWall™」について
日本人を標的とするネット詐欺サイトをブロックする、ネット詐欺専用セキュリティソフトです。ウェブブラウザでサイト閲覧中、不用意に悪意のあるサイトにアクセスした場合でも、コンテンツをリアルタイムで検査し自動的にブロックします。ウイルス対策ソフトでは検知が難しい巧妙な詐欺サイトであっても独自のAI検知技術で高い精度で検出するため、ウイルス対策と併用することでユーザーの安全を高めます。パソコンやスマートフォンの利用に慣れていない方でも、簡単に利用でき、サイバー犯罪被害を未然に防ぐことができます。
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